アメリカ正規留学生の帰国命令

先程、正規留学生で全ての授業がオンラインの学生は帰国しなければならないかもしれない、というニュースが出ましたね。

 

現在アメリカの学生は、このコロナウィルスの影響で授業はオンラインになっています。私はなんなのかというと、アメリカの大学生でしたが昨年の5月に夏休みのつもりで帰国、爪の甘い私は計算間違いで卒業までのお金が足りないことに気づき急遽休学。(単位制なので休学という表現が合ってるかはわかりませんが) そして現在まだ日本に滞在中、といったところです。(詳しいことはまた今度)

 

まあそんな感じなので、現在アメリカにまだ滞在中の友人、コロナ蔓延の時にオンライン授業になり生活用品も手に入りづらくて春に帰国した友人、夏休みになりオンライン授業を日本で取っている友人も多いです。

 

実際、自費でやっと正規留学を叶えた友人や蔓延時にも帰国したいけど今帰国したら入国できなくなるかもしれないと現地にいる友人と話すと、孤独とストレスにかなりやられています。

そこで今回のニュース。この暫定?帰国命令に対して一言ある現地留学生は多いでしょうね。

 

私は、まあアメリカの判断に納得しています。

何故なら大体の正規留学生に発行されるF1ビザはそもそもフルタイムの学生で最低12単位を履修していて、そのうちオンラインの授業は一つまで?二つまで?とか詳しい単位数は曖昧ですがとにかく授業全てをオンラインにすることはできないからです。

それはこのコロナ禍であっても変わらず、いやむしろコロナだからなのか?米国人の雇用増加の為だとか物質不足に備える為だとかウイルス媒介の不特定要素を減らす為だとか想像は色々できますけどね。

 

個人的なことを言うんであれば、コロナが発生した時にアメリカの学生でなくて良かった、という思いです。

 

留学生ってのは、大学にもよりますが公立大学(州の大学)だったら大体2倍から6倍の値段の授業料に設定されています。現地学生の奨学金だの大学のクラブアクティビティだのに補填する為ですね。アメリカはあくまでもアメリカ人の為にお金を使う。そのお金は留学生から取る。

つまり、州内学生の授業料(in state tuition)<州外学生の授業料(out of state tuition)<留学生の授業料ってことです。たまに州外と留学生の値段が同じこともありますが。

 

何が言いたいかって、授業全部オンラインならその学費払う意味あるのかって話です。

大学に実際行ってface-to-faceの授業受けて、友達と勉強して、イベントに参加して、アメリカ文化を体験&謳歌することがこの正規留学生として多額の費用、時間、覚悟をかける理由だと思っています。でなきゃ現地に行かずに安く学士を得る手段なんていくらでもある。卒業したい大学の単位を取るってことに価値があったとしても、私だったら来学期全部オンラインになるって決まったら、休学してかけもちで働いて戻った時に少しでも足しになるようにすると思います。

 

こんなこと言ってますが、私の今の考えはこの1年で急激に変わったものです。

元々私だけの価値観で動くタイプでしたが、アメリカで暮らすうちに考え方が広くなったなあと感じます。私の考えを広げてくれるのは出会う人であり、今後も私を広げる為に私は出会って関わって変わっていく。明日はまた違う私がいるってことです。なので、明日の私が180度違うことを言っていてもコイツ矛盾してるwとか思わないで下さいね!